実家に帰ってきて、東京より止まった時間の中。
おばあちゃんは元気だった。
母も父も何だかんだ言いながら心配してくれていたのが有難かった。
父の日に贈った酒を二人で呑んだ。
全部は呑みきれなかったよ。
親父すまん。
日が昇ってる間にじいちゃんやご先祖様に花を手向けにいった。
空は晴れて、線香の紫煙がゆるゆると揚がっていった。
下駄のまま一時間ほど歩いて件の温泉へ行った。
そんな成りが珍しいのか、いろんな人とお話が出来た。
話してる間、自然に笑顔が出ていた。
なんだか小生の悩みもゆるゆると。
本日昇っていった気がした。
東京に生きる意味が少し戻ってきた。
空は晴れ、煙草の煙が心地よい。
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